家を考察❹ 太陽光発電は電気代をカバーできるのか?

エネルギーの自給自足化を少しでも考えるなら、太陽光発電システムは外せない。

しかし、どれぐらい必要か?となるとわからないし、実際単位について考えて見たいと思う。

1KW=1000W

1KWhとは電力(KW)✖️時間(h)

300Wの家電製品なら300W✖️8h=2.4KWh

1000Wの1時間の電気代は約27円です。

 

太陽光は夜間や天気が悪い日でも利用できるように蓄電システムで電気を貯めることができる。

 

昼間に貯めた電力を夜間に使うという仕組みとなっている。

 

蓄電池はリチウムが寿命が長く、家庭用途の蓄電池の容量は

3KWh〜12KWhで、出力は2kWから6kW程度である。

 

当然ながら余剰した電気は売電ができる。売電価格は27円ではない。

災害時は自立運転に切り替えることができる。自立運転の場合は専用コンセント1500Wから供給できる。

 

ではどれくらいで年間電機代をカバーできるのだろうか?

 

一例あげると 一般家庭の平均年間使用電力は約4900KWh

 

条件としては、太陽から30度傾け、真南に設置した場合。

 

1KWシステムあたり、年間1000KWhを発電できる。

 

つまり5KWのシステムを組めばいいことになる。

 

余った電力を売電する場合は固定価格買い取り制度,FITを活用する。

 

一例あげると、10KW未満の場合1KWhで17円で売電できる。

調達機関は10年となっている。

 

次回はエネファームについて取材を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境に対しての家環境を考察する❸

環境に対して考えた時、一世帯あたりのエネルギー消費量は給湯が35%を占めると言われている。

 

また水の量は浴室が全体の4割を占める。

 

CO2の排出量は水回りで考えると6割を占めており、環境対策としては重要な対策が必要となる。

 

具体例としては、追い焚きを防ぐ高断熱浴槽、システムバスの断熱性が必要だ。

 

基本4時間で2.5度以内の湯温降下が期待される。

 

また窓の省エネの見分け方は★★★★のものが最も断熱性が高い。(熱貫流率が2.33W/m2以下)

 

住宅自体はZEHと言われる、ゼロエネルギーホームが目指す所となるが、実際実現すれば、光熱費は年間で16万から20万の削減が可能とされている。

 

例を挙げると一戸建ての年間電気代が198000円とすると、ZEHの場合、38000円程度、またマンションで168000円の電気代の場合、太陽光(4KW)を搭載している場合、プラス27000円となるのでまさに電気代はカットされプラスになる。

 

必要とされるものは高断熱、太陽光、蓄電池、エコキュート等である。

 

身近な対策としては、LED照明。

例えば60Wの電球で説明すると、通常のランプ寿命が1000時間に対し

LEDは40000時間で40倍長持ちする。また電気代は86%削減される。

 

電気代についてはスマートメーターを設置すれば30分おきに電気代を計算してくれる。太陽光を設置の場合は売電データー、買電データーが遠隔で確認できる。

 

スマートメーターとは通信機能を備えてデジタルで電力使用を測定する電力計のことを言う。

 

トータルの制御中心にコントロールするのがHEMSとなる。

 

HEMSはホーム エネルギー マネージメント システム 家庭のエネルギーを管理するシステムのことを言う。

携帯からパソコン、TV、照明、エアコンを制御することも可能です。

 

環境は身近なことを意識し対応していかなければならない。環境問題は対策をとるためにあると思います。

 

今回はここまでです。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境に対しての家環境を考察する❷

環境と安全を考慮した時、オール電化の手前で考えることはIHによるキッチンの対策が現実的と思う。

IHは火や発熱体は使用しない。高周波電流を流して金属製の鍋自体を発熱させる。当然CO2は出ない。

鍋は磁石がつくもの、鉄鍋が使えるが、最近では銅やアルミに対応したオールメタルも出ている。

また近年衣服に火がつく事故が起きているがそのリスクはなくなる。

また、ポータブル電源から調理もできるので、用途としては便利で環境対策にもなる。

 

省エネの考えでいくと、ビルトインの食洗機が挙げられるが、手洗いするより、水道使用量が4分の1で済む。資源エネルギの観点からも環境に有効となる。

 

次に室内環境について書いていくことにする。

元々暑くない寒くない温度とは一体どんなものだろうか?基本は夏は28度前後、湿度は60%前後、冬は20度前後と、湿度40%〜50%となっている。

快適な環境にはもう一つあり、それは気流である。0.1〜0.2m/秒が必要。家の断熱性、機密性を視野に入れながら、エアコン等のコントロールを考えないといけない。

 

水回りについては、トイレによるエネルギー対策がとれる。

 

生活用水で水の使用目的は風呂40%、トイレ21%、炊事18%、洗濯15%、洗面等8%

となっており、トイレは2番目に当たる。

では環境対策になるのかというと、浄水、供給、下水処理などに電気が使用されCO2が排出する形となっている。

つまり節水が求められているのだが、従来は13リットルを1回で使っていた、しかし最近は4リットルしか使わない。

4人家族で行けば年間で12000円削減でき、年間計算でCO2の排出量は約24キロ削減できる。節水も平均で6割削減できることから、環境に対して有益であることがわかる。

電気代は高性能の瞬間式だと2400円、貯湯式だと4590円となり、かなりの節電性が望める。

 

環境問題は全員参加型でやらなくてはいけませんが、便利が一緒についてきます。

 

本日はここまでです。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境に対しての家を考察する

日本のエネルギー自給率はかなり低く約11%前後である。

カーボンニュートラルを考えながら、自給率を上げなければいけない。

 

今後、社会はどうなっていくのか考えることにした。

 

まず住んでいる家自身を省エネルギーにしないといけない。

 

要は他人事ではCO2の問題は無くならない。一般住宅からゼロエネルギーハウス(ZEH)で再生エネルギーを使用しCO2を20%削減、最終は建設、解体、再利用でCO2がマイナスになる、ライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)へ進化する。

 

しかしそれをどうすればいいのだろうか?

省エネルギー、創エネルギー、蓄エネルギーがキーワードとなる。統合管理するHEMS(ホーム エネルギー マネージメント システム)やIoT(インターネット制御の商品)を組み合わすことも大切だ。

 

ZEHはこれらを組み合わせ年間の一次エネルギー消費量(20%以上削減が条件)の収支がゼロになることを目的としている。

 

一次エネルギーとは、化石燃料原子力天然ガス、風力、太陽光など自然から得られるエネルギーのことをいう。

 

ちなみに2次エネルギーとは、一次エネルギーから作る、電気、ガソリン、都市ガスをいう。

 

一般的に上記のことはすぐ始められるものでもない。便利さをキーワードに入っていった方がいいと思う。次回のe suite Mediaは具体例を取り上げていきます。